2004年09月28日

言えない言葉--今度彼女を紹介してね--

「愛してる」、そんな言葉を言われたことなど一度もない。
好かれもしない、構われない、そうして私は生きてきた。
自信なんて欠片もないし、引っ込み思案で何もせず。
そんな自分を好きなんて、思えるはずなく独りきり。

誰かを好きだと気付いたときも、「自分なんか」と告げもせず。
だけどあいつは違ってた。こんな私を構ってくれた。
素敵な笑顔を私に向けて、いろんな世界を語ってくれた。
好きになってもいいのかな?好きって言ってもいいのかな?

街であいつに偶然会った。私を見つけて走ってくるの?
いつもは見せないとびきりの、素敵な笑顔で私を…見ずに…?
目の前の私に気付きもせずに、駆けてくあいつに私ときたら
声も掛けずに振り向かず。寧ろ振り向くことが怖かった。

家に帰って一晩泣いて、そうして私は気がついた。
とっても悲しく泣きたいけれど、それでも心は軽かった。
あいつのことが好きだから。あいつをとっても好きだから。
構ってくれてありがとう。今度彼女を紹介してね。
posted by 性悪狐 at 23:46 | Comment(2) | TrackBack(0) | SS
足跡ぺたり。
どっからこんな話を思いつくのやら。
最後の1行が「言えない言葉」かな?
この子のうまくいく話も読みたいな。
Posted by 妖狸 at 2004年09月29日 08:05
来訪感謝。

>どっからこんな話を思いつくのやら。
この前見せたっしょ? 私の写真。

>最後の1行が「言えない言葉」かな?
そういうことですね。長いけどタイトルに入れてみたし。

>この子のうまくいく話も読みたいな。
書きません?
Posted by 性悪狐 at 2004年09月30日 00:30
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